開墾・間伐道場 段位認定表について

開墾・間伐道場では道場生のスキル習得の目安として、以下の通り独自の段位を設定しています。
開墾と間伐のそれぞれに段位があり、稽古への参加回数に応じて段位が上がっていきます。2年目以降には5段=師範代の位も習得可能。
楽しみながら開墾・間伐の技術と活用の知識をしっかりと身につけて師範代をめざしてください。

【開墾道場】段位認定表

段位 道場生資質 段位修得目安
道場入門生(5級) 開墾道場の厳しい訓練に耐え、農を取り巻く様々な問題に立ち向かって行かんとする固い意志をもっている者。
4級 遊休農地の認識ができ、地上部の草を刈ることができる者。 開墾体験1時間以上
3級 ススキやいばらの抜根をすることができる者。さらに、疲労を感じつつも開墾を楽しむことができる者。 開墾体験2回以上
2級 刈った草や根を燃やしたり、移動させたりして適切に処理することができる者。さらに、遊休農地を見ると心落ち着かず、開墾したくなる者。 開墾体験3回以上
1級 田か畑の区別がつき、耕すことができる者。さらに、開墾作業を未経験の人々にやらせたくなる者。 開墾体験4回以上
初段 開墾のすべての作業(水路やあぜの修復等を含む)ができ、開墾後農地をほったらかしにしておけなくなる者。さらに、遊休農地を見て開墾の難易度がわかる者。 開墾体験5回以上
2段 開墾後農地の作物栽培に部分的に参加することができる(播種、草取りなど)者。さらに、実際の農地の活用方法について考え、いくつかのアイディアをあげることができる者。 開墾体験6回以上
3段 1種類以上の作物の栽培について、シーズンを通して体験し、作物栽培全体の流れを把握することができる者。さらに、1つ以上の農地活用ビジネスモデルの考案について、真剣に取り組むことができる者。 開墾体験6回以上
4段 1種類以上の作物の栽培(開墾~種播き~収穫)が完全にでき、農地の活用ビジネスモデルを作成できる者。 初年度の最高
5段=師範代※1 自分で立てた農地活用ビジネスモデルを実際に運営する事ができる者。 翌年度以降
師範※2 師範代を含めた人材の育成ができる者。 翌年度以降
※1 以上の資質をもつ者に対して、師範代は4段までの段位認定の権限をもつ
※2 師範は師範代任命の権限をもつ

【間伐道場】段位認定表

段位 道場生資質 段位修得目安
道場入門生(4級) 日本の森林を取り巻く様々な問題を理解し、それを解消するために努力を惜しまない確固たる強い意志を持っている者。
3級 広葉樹、針葉樹が識別でき、その性質を理解している者。間伐材の玉切り、薪割りのできる者。 間伐体験1回以上
2級 放置林の認識ができ、枝打ちができる者。間伐の重要性を理解し知識を持っている者。 間伐体験2回以上
1級 林地残材を森林から作業道まで搬出(土引き)ができる者。 間伐体験2回以上
初段 第一次間伐作業(樹齢20年)を安全に行うことができる者。 間伐体験3回以上
2段 森林での作業に必要なロープワークを身につけた者。 間伐体験4回以上
3段 間伐材を材木として利用できるもの。 間伐体験5回以上
(初年度の最高)
4段 第二次間伐作業(樹齢30年)を安全に行うことができる者。 翌年度以降
5段=師範代 間伐材を利用したビジネスモデルを作成、運用できる者。 翌年度以降
師範 師範代を含めた人材の育成ができる者。 翌年度以降